看護師が病院を辞める時の手順を余裕あり＆なしで解説！注意点2つも！

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看護師が病院を辞める時の手順を余裕あり＆なしで解説！注意点2つも！

看護師が病院を辞める時、計画的に余裕を持って辞める場合と余裕がない状態で突然辞める場合の2パターンがありますよね。

時間的にも精神的にも余裕があって辞める場合と、余裕がなく突然辞める場合では、辞める手順は異なります。

看護師が病院を辞める時の手順を余裕がある場合とない場合に分けて解説します。

また、病院・クリニックを辞める時の注意点も説明していきます。

 

看護師が病院を辞める時の手順：余裕をもって辞める時

看護師が病院を辞める時の手順、まずは時間的にも精神的にも余裕をもって辞める時の手順です。

希望退職日までに2ヶ月以上あり、精神的にも余裕があって、師長といろいろ交渉したり、手続き・雑務をしっかりできる状態の時には、次のステップで退職手続きを進めましょう。

 

1．就業規則を確認する

看護師が病院を辞めようと思ったら、まずは就業規則を確認してください。

就業規則とは、その病院のルールが書かれているもので、退職時のルールや手続きも記載されています。

退職時にはどのような手続きを行えば良いのか、退職は何日前に申し出れば良いのかなどが書かれています。

就業規則を読んで、いつ頃までに退職を申し出れば良いのかを確認しておきましょう。

民法第627条では、「退職を申し出てから2週間後には退職することができる」と定められています。

そのため、就業規則で「退職日の3ヶ月前に申し出ること」と書かれていても、「民法上では2週間前ですから！」と押し切ることは不可能ではありません。

ただ、就業規則よりも民法を優先して、自分の都合を押し付けると、病院側にネガティブなイメージを持たれて、退職手続きで揉めたりするかもしれません。

そうすると、面倒なことになりますので、時間的に余裕があるなら、就業規則に則って、退職手続きを進めましょう 。

 

2．退職を師長に申し出る

いつ頃に退職したいのかが決まったら、そこから逆算して、いつ頃に退職を申し出れば良いのかを計算しましょう。

その時期が来たら、師長に退職することを申し出てください。

退職は直属の上司に申し出ることになりますので、看護師の場合は配属部署の師長になります。

就業規則に記載されている期限ぎりぎりよりも、早めに申し出てあげたほうが良いです。

早めに退職を申し出れば、病院はあなたの代わりの看護師を探す時間的余裕ができますので、あなたの退職もスムーズに認められる可能性が高くなります。

 

3．退職日を決定する

退職を師長に申し出て、退職することが決まったら、次は師長と話し合って具体的な退職日を決めましょう。

基本的には○月末日付で退職となります。

ただ、最終出勤日はいつになるかは、あなたの交渉力とその部署の人員の充足次第になります。

例えば、3月末日で退職ということが決まっても、あなたが3月31日まで働かなくてはいけないということではありません。

あなたは有給休暇があと何日残っていますか？

退職前にその有給休暇を消化させてもらえれば、3月中旬からは病院に行かなくて良い、うまくいけば3月は丸々病院に行かずに有給消化に充てることもできるんです。

だから、あなたは退職日の交渉をする前に、有給休暇が何日残っているかを確認し、師長と交渉しながら、正式な退職日と最終出勤日を決めるようにしましょう。

 

4．退職届を提出する

次は、退職届を提出しましょう。

おそらく、退職届の書式（テンプレート）は職場にあるはずです。

もし、退職届の書式があるかどうかわからなければ、師長に尋ねてみると良いでしょう。

退職理由は本当のことは書かず、「一身上の都合」で構いません。

 

5．引継ぎなど

退職届を提出したら、あとは退職日を待つだけになります。

ただ、退職までにやるべきことはきちんとやっておきましょう。

• 業務の引継ぎ
• ロッカーの整理
• お世話になった先輩や同僚への挨拶
• 年金や健康保険などの確認

これらをしっかりやっておくと、スムーズに退職することができますし、退職後に面倒なことが起こるリスクも少なくなります。

 

6．退職する

最終勤務日（退職日）が来たら、後はスッキリ退職するだけです。

もし余裕があれば、一応マナーとして職場に菓子折りなどを持っていくと好印象です。

あとは、最後に「お世話になりました。ありがとうございました」と挨拶をして、ロッカーをきれいに掃除して、ユニフォームなどを返却して終わりです。

お疲れさまでした。

 

看護師が病院を辞める時の手順：突然辞める時や精神的に余裕がない時

看護師が病院を辞める時の手順、次は突然辞める時や精神的に余裕がない時の手順です。

看護師の仕事はハードですから、心身ともに追い詰められることもあります「。

そのような場合、「今すぐ辞めたい！」と思いますし、「師長と顔を合わせたくない」、「師長と退職の交渉をする精神的な余裕がない」ということもあるでしょう。

そのような時は、どうすれば良いのでしょうか？

突然辞める時や精神的に余裕がない時は、退職代行を使いましょう。

退職代行を使えば、あなたは病院や師長と交渉する必要はありませんし、うまくいけば病院に1度も行かずに退職することができます。

退職代行の料金は2～3万円が相場になりますが、時間的にも精神的にも余裕がない状態で退職手続きをするストレスを考えたら、高いものではないと思います。

 

看護師が病院を辞める時の2つの注意点

看護師が病院を辞める時には、2つ注意すべきことがあります。

2つの注意点を知っておけば、退職時も退職後もスムーズに進みます。

これはクリニックを辞める時にも共通する注意点になります。

 

注意点①：自分を第一に考えよう

看護師が病院を辞める時には、自分を第一で考えましょう。

看護師の仕事をしていると、どうしても奉仕精神・ボランティア精神がしみついてしまって、自分ことよりもまずは相手のことを考えがちです。

それはとても良いことなのですが、退職手続きを進める時は、相手・職場のことよりも自分第一で考えてください。

「職場に悪いから」、「師長が退職は考え直してって言っているから」、「人手不足でみんな困っているから」、「人手不足だと患者さんに迷惑がかかるから」と考えてしまうと、退職手続きは進みません。

看護師不足になっても、それはあなたの責任ではありません。

病院側・職場側の責任です。

だから、あなたが責任を感じる必要はないし、負い目を感じる必要もないのです。

別にあなたがその病院・クリニックに尽くしても、病院・クリニックはあなたに何かしてくれるわけではありません。

あなたの人生の責任を持ってくれるわけでもありません。

あなたの人生はあなたのもの。

あなたが退職したいなら退職して良いんです。

あなた自身があなたのことを大切にしてあげてください。

職場のことよりまず自分。

第一優先はあなたの気持ち・あなたの考えです。

 

注意点②：退職後のことを少し考えて

余裕を持って辞める時も、余裕がなく突然辞める時も、退職後のことはある程度考えておきましょう。

余裕を持って辞める時には、次の仕事のこと、生活のことをゆっくり考えながら退職手続きを進めてください。

でも突然辞める時は、ある程度は見通しを立てておかないと、「人生に詰んだ」となりかねません。

退職すると、あなたは収入がなくなります。

もし、職場の寮に住んでいるなら、退職すると住む家もなくなります。

突然辞めるのはOKです。

ただ、勢いのまま何も考えずに辞めてしまって、住む家もお金もないという事態に陥るのだけは避けましょう。

貯金はいくらあるのか？

退職後すぐに次の職場で働かず、少し休むとしたら、どのくらい働かずに生活できるのか？

いつごろから働かなくてはいけないのか？

寮に住んでいるなら、家はどうするのか？

実家は頼れるのか？

これらを考えておくと、安心して辞めることができますし、辞めた後に困らずに済みます。

 

まとめ

看護師が病院を辞める時の手順や注意点をまとめましたが、退職手続きと並行して次の転職先を見つけたいという人や退職後にすぐに働かないと生活できないという人もいると思います。

そういう場合は、看護師転職サイトを使いましょう。

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